手術のご案内
手術について
日帰り手術の意義とメリット
眼科領域では、この10年で大きく低侵襲化の進歩がありました。多くの手術は、局所麻酔でほとんど痛みがなく6-7分から30分以内で終了しますので、手術前の絶食や休薬、長期間の術後安静も必要なく、術後数時間で普通に歩行したり、日常生活に支障なく動くことが可能です。
日本においても、ここ数年来で白内障に特化した日帰り手術の普及がかなり進んできています。白内障のみならず専門性の高い硝子体手術までも、日帰り手術で行われるようになってきております。
ただし、日帰りで手術を行うには、長年の経験や豊富な技術が成り立たないのも事実です。
当クリニックでは、長年にわたり基幹総合病院や眼科専門病院で培ってきた先端技術と臨床経験を生かして、超音波白内障手術はもちろんのこと、専門性の高い緑内障手術、網膜剥離や黄斑疾患に対する網膜硝子体手術まで、すべての眼科手術を日帰り手術で行っております。
また、以下のような患者様にも、日帰り手術は喜ばれております。
- 手術を急がれる方(急にはベッドが用意できない)やお仕事の大変忙しい方
- 介護が必要な同居家族がいる方
- 透析中の方
- 独り身で煩雑な入院手続きが困難な方
- ペットのいる方
とりわけ、70歳以上で手術を受けられる場合には、医費負担額が入院に比べ20%程度少なくなるメリットがございます。
このように日帰り手術はたいへん魅力的ですが、残念ながら短所や限界もあります。重症度の高い外傷や重度の認知症を有する患者様では、全身麻酔での手術がより安全と思われます。
当クリニックでは、日帰り手術を希望される患者様に対して、熟練した手術技量と最先端の医療設備を真摯に提供できるようにスタッフ一同心がけております。また、遠方からの患者様については、術当日はクリニック近くの宿泊施設に一泊していただき、翌日の診察で病状が安定していると判断した場合には、ご紹介患者様であれば、紹介元の施設様で受診して頂くことも可能です。ご紹介でない場合でも、ご病状にもよりますが、可能な限り通えるような診察の間隔にさせて頂いたり、場合によっては連携しているお近くの眼科クリニック様と一緒に術後の診療をさせて頂くことも可能です。
